羽後 仁賀保陣屋


お城のデータ
所在地 秋田県にかほ市平沢字上町
遺 構 曲輪、堀
形 式 陣屋 築城者: 仁賀保氏 築城年代: 寛永3年


見 ど こ ろ
 仁賀保陣屋は、現在仁賀保公園と仁賀保神社・斎藤神社の境内となっている。公園内の神社社殿が建てられている高台は、中世仁賀保城・平沢館が築かれていたところで、城の遺構などは何も残っていないが、十分に「お城」の雰囲気は感じられる。

 陣屋の遺構は、神社鳥居脇に堀の一部が残っていて、かつては西から北側にも堀があったとか。尚、公園内に陣屋の標柱が立てられいる。


歴     史
 仁賀保陣屋は、寛永3年に仁賀保氏によって築かれた。山根館を居城に7代140年間勢力を誇った由利十二頭仁賀保氏は、関ヶ原の戦功により常陸武田5,000石を領した。元和9年、仁賀保挙誠は大坂の陣の戦功により旧領仁賀保1万石を与えられ諸侯に列して塩越城を居城とした。 

 寛永2年に挙誠が死去し、所領は嫡男良俊7,000石、次男誠政2,000石、三男誠次1,000石に分割された。直参旗本となった次男・三男所領の采地陣屋が仁賀保城(平沢館)に置かれた。分家旗本2家は明治まで存続したが、本家は寛政8年に仁賀保良俊の死後継嗣なく断絶となっている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR羽越本線仁賀保駅〜徒歩約10分
 車 : 日本海東北道仁賀保IC〜国道7号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
由利十二頭仁賀保氏(分家)の采地陣屋。

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