伊賀 仁木氏館


お城のデータ
所在地 三重県伊賀市三田字安福寺
遺 構 土塁、空堀
形 式 居館 築城者: 仁木氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 仁木氏館は、伊賀上野駅北側の丘陵(安福寺地区一帯)で桜峠を越えて近江信楽へ通じる街道(現在の国道422号線)を押さ、伊賀盆地を一望できる要地に築かれている。

 現在、仁木氏館は三田寺境内となっていて、境内の北側に空堀が残り、北から西にかけて高さ約4〜5m程の土塁が残っている。伊賀の居館に残る土塁の多くは、竹藪や雑木(屋敷林)となっていて、その全容を確認し辛いが、仁木氏館の土塁は、雑木も植えられず往時の姿を良く今に伝えている。 


歴     史
 仁木氏館は、築城年代は定かでないが、伊賀守護仁木氏によって築かれた。仁木氏は、足利一族で南北朝時代に仁木義長が伊賀守護になったが、細川清氏と対立して南朝に降ったため失脚し、伊賀を含む全ての分国を失った。

 その後、仁木政長が応仁の乱に乗じて伊賀守護を回復するが、柘植党らの反抗勢力に敗れ、伊賀は有力土豪が割拠する状態となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR関西本線伊賀上野駅〜バス/神社前
 車 : 名阪国道上野IC〜国道368号線〜国道422号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
伊賀国守護仁木氏の居館。私事では訪城2,000城目の記念すべきお城。

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