近江 小川城


お城のデータ
所在地 滋賀県東近江市小川町
遺 構 なし。
形 式 平城 築城者: 小川氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 小川祐忠の居城であった小川城は、小川地区の「城屋敷」・「城ノ内」と呼ばれる一帯に築かれていた。縄張りなどは全く分からないが、織田勢を籠城して迎撃したことを考えると、居館以上の規模を持つ平城であったのであろう。

 現在、「小川老人憩いの家」敷地の一角に小川城の案内板が立てられているだけだ。ここから、北側の住宅地と畑地となっている一帯が「城屋敷」だが、城の遺構などは何も残っていない。ただ、付近を流れる用水路が城の堀であろうか?


歴     史
 小川城は、築城年代は定かではないが小川氏によって築かれた。元亀2年、近江の一向一揆衆が織田信長に徹底抗戦を行うが、この時浅井方に与していた小川祐忠もこれに呼応して小川城に籠城するが、新村城が織田勢に落とされると祐忠は人質を出して降伏し、信長から本領安堵された。

 祐忠は、その後信長・秀吉に仕え伊予国分山城主となている。慶長5年に関ヶ原の合戦で西軍に属し途中東軍に内応したが、本領安堵されず改易となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線能登川駅〜バス/射光寺南
 車 : 名神高速八日市IC〜国道421号線〜県道52号線〜県道194号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
信長・秀吉に仕え伊予国分山城主となった小川祐忠の居城。

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