紀伊 入山城(城山)


お城のデータ
所在地 和歌山県日高郡美浜町和田
遺 構 曲輪、土塁、空堀、石垣
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 入山城(城山)は、亀山城の西側約1kmの所にあるなだらかな独立丘陵の最高所に築かれている。城へは、山腹にある三宝寺(亀山城主湯川直春の菩提寺)の墓地脇から北側へと道が続いている。城跡の尾根筋に後世のものかどうかは判らないが石垣が一部見られた。

 城跡は、縄張図を片手に何とか山頂部の一の曲輪までたどり着くが、ともかくシダ類・雑木の覆われていて、一の曲輪の周囲を廻る土塁は見ることが出来なかった。しかし、二の曲輪南側にある空堀はバッチリ確認できた。


歴     史
 入山城(城山)は、青木勘兵衛由定が築いたと云われているが、これには諸説があり、実際に何時・誰が築いたかは定かではない。

 大永2年、阿波の三好義長が由良に上陸し小坊子城を築き、その支城として入山城を築いた。(三好説)その後、亀山城の湯川氏の支城となった。天正年間に入山城(本丸)を築いた青木由定が、馬場を築いて入山城(城山)と入山城(本丸)結んで一連の城郭とした。


お城へのアクセス
鉄 道: JR紀勢本線紀御坊駅〜徒歩約30分
 車 : 湯浅御坊道路御坊IC〜県道24号線
駐車場: なし(入山地区の公民館脇に駐車スペース3台程度あり)


ひとくち MEMO
縄張図を片手にシダをかき分けて遺構散策するお城。

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