三河 小渡城


お城のデータ
所在地 愛知県豊田市小渡町藪下
遺 構 曲輪、土塁、畝状竪堀、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 小渡城は、北に矢作川、南に介木川が麓を流れる東西に細長い丘陵の先端部を利用して築かれてる。山間の小盆地ながら、矢作川と介木川の合流点であり、三河と美濃を結ぶ美濃街道の要衝の地を押さえる城だ。

 南山麓にある風鈴寺として有名な増福寺本堂の裏手から遊歩道が整備され、登り詰めると弘法大師が祀られている土塁状遺構があり、城跡へは右手の細尾根を進む。

 城の縄張りは、小規模なもので山頂部に主郭を置き、東の尾根沿って2条の堀切と二つの曲輪が並ぶ。主郭西側の帯曲輪は、主郭南側で箱堀の堀切となっていて、主郭東側には畝状の竪堀群が構築されていた。


歴     史
 小渡城は、築城年代や築城者などは定かでないが、戦国時代の弘治年間に「阿摺衆」と呼ばれる阿摺郷の小豪族の地域連合体が、広瀬氏と美濃の岩村衆と協力して小渡城を修築していることが記録に残っている。


お城へのアクセス
鉄 道: 名古屋鉄道豊田線豊田市駅〜バス/小渡
 車 : 東海環状道豊田藤岡IC〜国道153号線〜県道19号線〜県道11号線
駐車場: 増福寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
矢作川と介木川に挟まれた細長い丘陵に築かれたお城。

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