近江 園城寺


お城のデータ
所在地 滋賀県大津市園城寺町
遺 構 伽藍、石垣、土塁
形 式 寺院 築城者: 大友与多王 築城年代: 朱鳥元年


見 ど こ ろ
 園城寺は、天智・持統・天武天皇の産湯に使われた霊泉があることから「御井の寺」と呼ばれたことから三井寺とも呼ばれる。

 園城寺は、延暦寺宗徒との対立による焼き討ちが度々あったことから寺を守るために宗徒の僧兵化と城郭化が進んだと考えられている。

 境内の僧坊は、延暦寺の坂本にある里坊と同様に周囲に石垣を巡らした立派な「城郭」といえる様相が境内随所に見ることができる。お寺に参拝しに来たのだが、お城を見に来たのと錯覚してしまう・・・。


歴     史
 園城寺は、朱鳥元年に大友皇子の子大友与多王によって建立され、天武天皇より園城寺の寺号を賜った。

 貞観元年に智証大師円珍が三井寺初代長吏に就任しの三井寺の発展の基礎を築き、長く天台座主を務めた。円珍没後、延暦寺(山門)と三井寺(寺門)との対立「山門寺門の抗争」起き、園城寺は山門宗徒による焼き討ちが度々おきている。

 園城寺は、鎌倉・室町幕府の手厚い保護を受けていたが、文禄4年に豊臣秀吉の怒りに触れて所領を没収しされ廃寺とされた。しかし、慶長3年に死期の迫った秀吉は、園城寺の再興を許して再建された。 


お城へのアクセス
鉄 道: 京阪電車石山坂本線三井寺駅〜徒歩約10分
 車 : 名神高速大津IC〜国道161号線
駐車場: 園城寺の参拝者用有料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
お城を見に来たのと錯覚してしまうようなお寺。

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