信濃 大河原城


お城のデータ
所在地 長野県下伊那郡大鹿村大河原字上蔵
遺 構 曲輪、空堀
形 式 居館 築城者: 香坂氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 大河原城は、小渋川の断崖に面した台地の先端部を利用して築かれている。

 かつては50m四方の居館形式の縄張りの城であったと推定されているが、何百年もの月日が過ぎると崖崩れなどにより城はほとんど消滅する寸前にある。それでも曲輪の一部と堀の一部が残っていた。


歴     史
 大河原城は、築城年代は定かでないが香坂氏によって築かれた。南北朝時代、香坂は大草郷から大河原までの地を領し、興国4年に香坂高宗は宗良親王を大河原に迎えてから大河原城が南朝方の信濃の拠点となっている。

 天平3年に関東管領兼信濃守護上杉朝房が大河原城を攻めているが、香坂高宗は城を守り抜いている。香坂氏は、室町時代もこの地を領していたが、戦国時代の天文年間に武田氏に攻められ滅亡した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線伊那大島駅〜バス/大河原
 車 : 中央道松川IC〜県道59号線〜国道152号線〜県道253号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
南北朝時代に南朝方の信濃国の拠点となったお城。

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