陸前 小野館


お城のデータ
所在地 宮城県大崎市古川小野字須賀
遺 構 曲輪、土塁
形 式 平城 築城者: 大崎家兼 築城年代: 文和3年


見 ど こ ろ
 小野館は、梅香院の境内一帯に築かれていて、かつては沼に囲まれたなかなかの要害であったとか。

 かつての小野館の縄張りはどのようなものであったか判明しないが、梅香院山門の右手に児童公園があり、ここに小野館の標柱が立てられている。標柱の背後には曲輪と土塁が残され、道路を挟んだ東側にも土塁と曲輪の一部が残っていた。


歴     史
 小野館は、文和3年に大崎家兼によって築かれたとも云われ、大崎5御所に数えられている。大崎義隆の伯母梅香院が大崎義宣(伊達植宗の子で、大崎高兼の養子となった)と共に在城した。

 大崎義宣は、天文11年に伊達稙宗・晴宗父子が対立して「天文の大乱」が起こると父伊達稙宗の与した。天文17年に稙宗が家督を晴宗に譲って大乱が終結すると、大崎義直を押す晴宗派が勢力を増し、ついに大崎義宣は葛西氏を頼って出奔したが、途中で義直方に討たれた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR陸羽東線・東北新幹線古川駅〜バス/羽黒
 車 : 東北道古川IC〜国道4号線
駐車場: 梅香院参拝者用の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
大崎五御所の一つに数えられた大崎氏拠点の一つ。

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