周防 凌雲寺


お城のデータ
所在地 山口県山口市中尾
遺 構 石垣
形 式 寺院 築城者: 大内義興 築城年代: 永正4年頃


見 ど こ ろ
 東西を流れる東ノ浴川と西ノ浴川に挟まれた丸ヶ岳から南に派生する舌状の丘陵先端部を利用して構築されている。

 戦国時代に大内氏が創建した凌雲寺は、寺の位置や地形を考えても有事の際に城塞の役目を想定した寺院であったと考えられる。台地状の南先端部に近いところに寺の惣門遺構が残っていて、長さ約60mに渡る巨石を用いた石垣遺構には感動させられる。

 後世に台地状になった丘陵上には段々の水田が営まれ、水田を補強した石積みがいたるところに築かれている。よく見るとおそらく惣門の石垣を崩して運んで積んだと思える大きな石材が随所にみられた。


歴     史
 凌雲寺は、永正4年頃大内義興を開基、了庵佳悟を開山として創建されたと伝えられている。廃寺となった時期は定かでないが、大内氏滅亡後に廃寺となったと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山口線湯田温泉駅〜バス/中尾口
 車 : 山陽道小郡IC〜県道6号線〜国道9号線〜国道435号線
駐車場: 凌雲寺跡の見学者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
巨石の石垣を用いて大内義興が創建した寺院。

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