肥前 坂口館


お城のデータ
所在地 長崎県大村市荒瀬町
遺 構 曲輪、石塀、庭園跡
形 式 居館 築城者: 庄 頼甫 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
( 館跡に残る石塀 )
 坂口館は、郡川左岸に面した丘陵の北麓に築かれている。居館の規模は、高速道路の建設に伴う発掘調査が行われ多くの建物跡も出土したが、規模の特定までは至らなかったようだ。

 現在、大村純忠史跡公園として整備されて、「の川」と呼ばれる庭園跡の泉水が今も水を枯らさず流れ、庭園跡と居館との間に残る石塀が往時の姿を垣間見ることができた。


歴     史
( 庭 園 跡 )
 坂口館は、戦国時代に庄頼甫によって築かれたと云われている。頼甫は、文明6年に有馬貴純と戦った大村純伊の有力家臣庄左近大夫の子孫である考えられている。

 大村純忠は、従属した佐賀の龍造寺隆信の圧迫により、嫡男喜前に居城三城城を明け渡し、坂口館を隠居所として晩年の2年間ここに居住したが、天正15年にこの館で死去した。純忠没後、後に大村喜前の娘で武藤敏武の後室が居住していた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR大村線大村駅〜バス/坂口
 車 : 長崎道大村IC〜国道444号線
駐車場: 大村純忠史跡公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
キリシタン大名大村純忠終焉の居館。

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