信濃 真田氏居館


お城のデータ
所在地 長野県上田市真田町本原字御屋敷
遺 構 曲輪、土塁、石垣
形 式 居館 築城者: 真田氏 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
( 入隅となった東門と土塁 )
 真田氏居館は、「御屋敷」と呼ばれ、後の天白城を詰の城として、かつては西の中原に町が形成され、幸隆・信綱・昌幸と3代に渡って真田氏の居館となっている。東から西へと大沢川に沿ってなだらな傾斜地築かれた東西130m×南北160mの長方形の居館で、内部は現在皇大神社の境内となっている北曲輪と公園となっている南曲輪と二段に分かれている。

 居館を囲繞している土塁は今でも良く残っていて、南側に開かれた大手門には枡形の遺構も確認でき、南東隅に東門虎口部分が入角となっている。また、北西角には土塁に囲まれた厩の遺構も見逃せない。


歴     史
( 館の南側土塁 )
 真田氏居館は、天正年間に真田氏によって築かれた。真田幸隆が武田晴信に仕えて旧領真田郷を回復して築いたのか、2代信綱が築いたのかは定かではない。

 天正3年、長篠の合戦で真田信綱が討死したため、武藤氏の名跡を継いでいた幸綱の三男昌幸が真田氏の家督を継ぎ、天正11年に上田城を築いて移るまで真田氏の居館として使用された。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道上田駅〜バス/真田自治センター入口
 車 : 上信越道上田菅平IC〜国道144号線〜県道35号線
駐車場: 真田氏歴史館・御屋敷の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
真田昌幸が上田城へ居城を移すまで本居となっていた居館。

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