越後 笹岡城


お城のデータ
所在地 新潟県阿賀野市笹岡字笠の山
遺 構 曲輪、土塁、空堀、堀切
形 式 丘城 築城者: 篠岡資尚 築城年代: 貞和年間


見 ど こ ろ
 笹岡城は、東西に伸びる小高い丘陵先端部に築かれている。先端から現在畑地となっている北の曲輪、城趾公園となっている本丸、その東に二の丸・三の丸と連郭式に一列に曲輪が並び、それぞれの曲輪の間には深さ約5〜7m程の堀切により分断されている。 

 これらの尾根筋の両斜面にも段曲輪があり、南側の諏訪神社・鑑洞寺境内もこの段曲輪群の一つに建てられている。本丸に残る土塁は、高さ約3〜4mありなかなか見応えのある遺構だ。ただ、南東隅にある虎口は、後世にユンボによって削れたものとか・・・。


歴     史
 笹岡城は、貞和年間に篠岡資尚によって築かれた。室町時代、応永の大乱では奥山荘の中条房資がこの城に派兵して籠城している。

 享禄〜弘治年間には山浦国清の居城となっていたが、謙信没後の御館の乱の功績により上杉景勝の家臣今井国広が城主となった。

 新発田重家の乱が起きると、笹岡城は新発田城攻略の前線の拠点となったため、天正13年に新発田重家によって攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR羽越本線水原駅〜バス/笹岡
 車 : 磐越道安田IC〜国道290号線〜県道55号線
駐車場: 笹岡城趾公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
本丸の周囲に残る土塁と堀切が見応えあるお城。

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