薩摩 郡山城


お城のデータ
所在地 鹿児島県鹿児島市郡山町松尾
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 山城 築城者: 郡山氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 郡山麓の地頭御仮屋跡 )
 郡山城は、甲突川と油須木川との合流点から北に南北に連なる丘陵に築かれ、二つの川を天然の堀とした要害の地だ。城は、現在全山ブッシュと雑木に覆われている。

 江戸時代には城の南麓に郡山麓が置かれ、JA郡山支所が地頭御仮屋のあったところ。ここから東側一帯に武家屋敷の名残が僅かであるが残っていた。資料によれば郡山城の標柱が在ったようだが、宅地開発に伴って撤去されてしまったようだ。


歴     史
( 郡山麓の武家屋敷 )
 郡山城は、築城年代は定かではないが郡山氏によって築かれた。南北朝時代の観応元年に北朝方に与した郡山頼平は、南朝方の伊集院忠国に攻められ、3日間の攻防の末に城は落城した。

 戦国時代になると、天文14年には島津貴久によって攻略された。江戸時代には、外城として郡山麓が置かれて明治に至っている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR鹿児島本線鹿児島中央駅〜バス/郡山農協前
 車 : 九州道鹿児島北IC〜国道3号線〜県道36号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
南北朝の争乱期に争奪戦が繰り広げられたお城。

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