河内 狭山陣屋


お城のデータ
所在地 大阪府大阪狭山市狭山3丁目
遺 構 移築門
形 式 陣屋 築城者: 北条氏信 築城年代: 元和2年


見 ど こ ろ
 狭山陣屋は、狭山池の東側に築かれていた。現在、陣屋跡には遺構は何も残っていないが、府道198号線沿い東池尻3丁目交差点脇の小公園に陣屋跡の石碑と案内板がある。また、旧狭山遊園地跡地が狭山陣屋下屋敷があった場所だ。

 陣屋の唯一の遺構としては、陣屋表門が堺市にある西本願寺別院の西門として移築されて残っている。陣屋の表門だけに重厚な格式のある門である。


歴     史
 天正18年、秀吉の小田原征伐後に伊豆韮山城主北条氏規は河内の地に若干の領地を得た。北条氏直が高野山に蟄居して没した後、北条氏規の子氏盛は、氏直の遺領4,000石余、父氏規遺領6,900石を併せて領し、狭山11,000石で大名に列する。

 陣屋は、狭山2代氏信が築いている。制度上は陣屋であるが、城としての機能は十分備えた構えであった。戦国関東の雄、北条氏は1万石ながら河内の地で明治まで存続している。 


お城へのアクセス
鉄 道: 南海電車高野線狭山遊園前駅〜徒歩約15分
 車 : 阪和道美原南IC〜国道309号線/舟渡南〜市道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
関東の覇者北条氏一族が明治まで居住した陣屋。
  • 狭山陣屋の門移築先
    西本願寺堺別院 大阪府堺市堺区神明東2丁

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