三河 瀬木城


お城のデータ
所在地 愛知県豊川市瀬木町郷中
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平城 築城者: 牧野成時 築城年代: 明応2年


見 ど こ ろ
 瀬木城は、豊川の自然段丘を利用して築かれた城だ。現地案内板にある古図によると豊川の本流が城の直ぐ東(現在は支流が城の東側を流れている)を流れ、豊川に面して主郭を置き、三方に堀で囲まれた曲輪をそれぞれ配した縄張りであった。

 現在は、主郭部分が神明社境内となっていて、神社鳥居の両サイドの土塁、西側の空堀と土塁、さらに北西角には縄張り図にある土橋状の遺構が残っていた。


歴     史
 瀬木城は、明応2年に牧野成時(古白)によって築かれた。この城は、牧野氏の上郷進出の拠点となり、一色城進出を果たした。

 一色城へ居を移した成時は、牧野城に長男能成を、瀬木城に二男成勝を配した。その後、城主牧野成勝は一色城に移り、瀬木城は豊川の流路も変わったこともあり廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線豊川駅〜徒歩約15分
 車 : 東名豊川IC〜国道151号線〜県道380号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
神社の境内を取り巻くように今も土塁と空堀が残るお城。

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