遠江 千頭峯城


お城のデータ
所在地 静岡県浜松市北区三ヶ日町摩訶耶字城山
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 奥山氏 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 千頭峯城南の曲輪までミカン畑に沿って、一直線の急な登城道。けっこうこの道はきつい。一気に一の曲輪まで直登も出来るが、大手口〜東の曲輪〜井戸曲輪〜一の曲輪〜二の曲輪〜西の曲輪〜南の曲輪〜大手口(逆も可)と一回りすることをお勧めする。

 千頭峯城は、山頂部の一の曲輪を中心に西と東に向けて鶴翼型に曲輪が配置され、一の曲輪の南側にも三段に分かれた南の曲輪群がある。それぞれの曲輪には、周囲をめぐる低い土塁が良く残っている。また、西の曲輪と二の曲輪の間にある空堀(堀切?)は、なかなか見応えがある。


歴     史
 千頭峯城は、南北朝時代に奥山氏によって築かれた。奥山氏は、引佐郡を本拠とした井伊谷の三岳城主井伊氏の一族で、三岳城と共に南朝方の拠点の一つであった。

 暦応2年、北朝方の高師泰が三岳城の井伊氏を攻めた時、千頭峯城も攻められ落城した。尚、その後千頭峯城は、歴史から消え、いつ廃城となったのかは定かでない。


お城へのアクセス
鉄 道: 天竜浜名湖鉄道三ヶ日駅〜徒歩約20分 or タクシー
 車 : 東名高速三ヶ日IC〜国道362号線〜国道301号線
駐車場: 摩訶耶寺参拝者用の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
山頂部には曲輪、土塁等の遺構が良く残っているお城。
  • 千頭峯城の登城口
    三ヶ日町にある古刹摩訶耶寺背後の山に千頭峯城はある。城跡へは、摩訶耶寺本堂の右手に城の案内板があり、城山に向かってここから登る。

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