常陸 下伊勢畑北要害城

お城のデータ
所在地：	茨城県常陸大宮市下伊勢畑字北要害
遺　構：	曲輪、土塁、横堀、竪堀
形　式：	山城	築城者：	不明	築城年代：	不明

見　ど　こ　ろ

（ 主郭西側の土塁 ） 　北要害城は、御前山青少年旅行村の敷地内にあり、主郭まで車で登ることができる。(旅行村管理事務所にて許可が必要) 管理事務所から舗装道を登り詰めた所にある駐車場一帯が北要害城。 　城の縄張りは、コテージが建っている所が北要害城の主郭、一段下の駐車場が二の曲輪、更に東側に帯曲輪が配置されている。主郭の西側(駐車場入口付近）に土塁が良く残っている。駐車場の周囲にも低い土塁と虎口が遺構があり、二の曲輪の外側に東から西にかけて土塁と横堀の遺構があった。キャンプ場内に城があるのも珍しいが、破壊されずに遺構が良く残されているのにも少々驚いた。

歴　　　　　史

（ 二の曲輪東側の土塁 ） 　北要塞城は、築城時代や築城者は定かでないが、康安2年に9代佐竹義篤が庶長子小場義躬に伊勢畑郷を分知していること、また享徳2年に13代佐竹義俊が山入の乱に対応して伊勢畑郷を交渉材料に那須持資に軍勢派遣を依頼していること、これらのことから佐竹氏か那須氏によって築かれたと考えられている。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ水郡線常陸大宮駅〜バス／青少年旅行村入口
車　：	常磐道水戸北SIC〜国道123号線〜県道212号線
駐車場：	御前山青少年旅行村の無料駐車場を利用

ひとくち ＭＥＭＯ

キャンプ場内に遺構が残されているお城。

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