伊勢 下三瀬城


お城のデータ
所在地 三重県多気郡大台町下三瀬字川之上
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 平山城 築城者: 三瀬氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 下三瀬城は、三瀬砦とも呼ばれ、宮川と大谷川が合流する地点に南北に延びる舌状河岸段丘の先端部を利用して築かれている。 

 城の縄張りは、方形の主郭を基本として、主郭西側に堀切を隔てて、西の曲輪を置き、更にその一段したにも小曲輪を配した構えとなっている。この城の見どころは、何と言っても主郭の周囲を廻る高さ約5m程の分厚い土塁だろう。四方の土塁は完存し、東側虎口に石碑と案内板が設けられていた。


歴     史
 下三瀬城は、室町時代に三瀬氏によって築かれた。三瀬氏は、北畠氏の家臣としてこの地を治め、代々下三瀬城に居城した。

 永禄年間には三瀬左京が居住しており、永禄12年に織田信長の伊勢侵攻に対して、北畠具教に従って信長と戦ったと伝えられている。尚、一説には天正4年に北畠具教が謀殺されるが、その実行者の一人長野左京進が在城したとも云われている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR紀勢本線三瀬谷駅〜バス/下三瀬
 車 : 紀勢道大宮大台IC〜国道42号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
主郭を廻る分厚い土塁が完存しているお城。

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