下野 刑部城


お城のデータ
所在地 栃木県宇都宮市東刑部町堀の内
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 刑部良業 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 刑部城は、鬼怒川右岸の沖積低地にある堀の内地区の堀之内公民館北側の畑地と民家敷地一帯に築かれていた。刑部氏の子孫宅と西隣の民家敷地が城域で、方形の居館形式の曲輪を並べた副郭式の縄張りであったようだ。

 かつて主郭を囲繞していた土塁と堀は、北側から東側は良好な状態で現存し、南側半分と西側は今は消滅していた。


歴     史
 刑部城は、応永年間に刑部良業によって築かれたと伝えられている。良業は宇都宮頼業の子孫横田師綱の次男に生まれ、刑部郷を領して刑部氏を称した。刑部氏は宇都宮氏に良業以降も代々仕え、文禄2年に刑部経貞は宇都宮国綱に従って朝鮮に渡海したが、現地で討死している。慶長2年、主家宇都宮国綱が改易に伴い刑部氏は帰農した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線宇都宮駅〜バス/堀の内
 車 : 北関東道宇都宮上三川IC〜国道121号線〜県道158号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
子孫の方が今でもお住まいの宅地敷地を囲繞する堀と土塁が残るお城。

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