信濃 小屋城


お城のデータ
所在地 長野県松本市小屋南1丁目
遺 構 曲輪、土塁跡
形 式 平城 築城者: 村井氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 小屋城は、南小屋1丁目にある小屋町公民館・泉龍寺境内の北側(株)チクマスキの敷地と北側民家敷地一帯に築かれていた。

 この城域が村井氏の居た小屋城の範囲と推定されるが、武田氏が拡張して前線拠点としては狭すぎ、公民館や泉龍寺境内も含めた南小屋1丁目全部が城域であったと推定されている。現在、城の遺構は堀跡の溝程度しか今は残っておらず、城の案内板が立てられいるだけだ。


歴     史
 小屋城は、築城年代は定かでないが村井氏によって築かれた。村井氏は、犬甘氏の一族で埴原勅使牧を拠点として埴原氏を称し、鎌倉時代に松本平南部の村井へと拠点を移して村井氏を称した。

 天文17年、信濃守護小笠原忠時が塩尻峠の合戦で武田晴信に大敗すると、武田勢は松本平へと進攻して村井氏の居城小屋城を落とした。翌年には武田氏は小屋城を拡張修築して小笠原氏攻略の拠点とした。


お城へのアクセス
鉄 道: JR篠ノ井線村井駅〜徒歩約10分
 車 : 長野道塩尻北IC〜国道19号線〜県道48号線
駐車場: 小屋町公民館の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
武田氏の松本平攻略の前線拠点となったお城。

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