近江 枝折城

お城のデータ
所在地：	滋賀県米原市枝折
遺　構：	曲輪、土塁、堀切
形　式：	山城	築城者：	土肥氏	築城年代：	不明

見　ど　こ　ろ

枝折城は、土肥城とも呼ばれ、枝折の集落南側に位置する丘陵の先端部を利用して築かれている。集落の南端にある林蔵坊から尾根上にある鉄塔を経て城跡まで２０分程で土塁囲みの虎口が出迎えてくれる。 　枝折城の縄張りは、南の丘陵から続く尾根筋を二重の堀切で遮断し、城内側には高い切岸と土塁も設け防備を固めた主郭を置き、北に二段の曲輪と堀切を設けている。更に北へ向かう尾根筋の先端部に二段の曲輪があり、先端部の曲輪は土塁囲みで虎口も設けられて、規模は小さいながらも見応えのある一城だ。

歴　　　　　史

枝折城は、築城年代は定かではないが土肥氏によって築かれた。土肥氏は、箕浦庄の地頭として下向した御家人で、番場・多和田・醒井に分住して箕浦庄三土肥と称された。 　このなかで醒井土肥氏、またはその一族が枝折に在住しており、土肥六郎左衛門実勝、土肥玄蕃亮などの名前が伝えられている。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ東海道本線醒ヶ井駅〜徒歩約２０分（登城口）
車　：	北陸道米原ＩＣ〜国道２１号線
駐車場：	枝折地区北部駐車場を利用。

ひとくち ＭＥＭＯ

醒井土肥氏の詰の城として築かれたお城。

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