常陸 助川海防城


お城のデータ
所在地 茨城県日立市助川町5丁目
遺 構 曲輪、模擬石垣
形 式 丘城 築城者: 徳川斉昭 築城年代: 天保7年


見 ど こ ろ
( 城石碑と説明板 )
 助川海防城は、中世に蓼沼館があった古城跡を修築を口実に築かれたとか。太平洋を見下ろす高台に築かれている。現在は本丸・二の丸部分が助川城趾公園として整備され、三の丸が現在の助川小学校敷地となっている一帯にあった。

 公園化によって本丸・二の丸は改変されているが、表門の礎石や遠見番所・門跡などが残っていた。ただ、残念だが助川海防城の城石碑と説明板背後にある石垣は城趾公園を設営した際に築かれたもの。


歴     史
( 馬 場 跡 )
 助川海防城は、天保7年に徳川斉昭によって築かれた。斉昭は、幕末に外国船の来航に対して海岸警備を充実するため、家老山野辺義観を海防惣司として助川に海防の城を築かせ城主とした。

 山野辺義観−義正−義芸と三代に亘って在城したが、元治元年に元治甲子の乱に巻き込まれ諸正党に攻められ助川海防城は落城、城の建物はこの戦いで全て焼失してしまった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR常磐線日立駅〜バス/日立工業高校前
 車 : 常磐道日立中央IC〜県道36号線〜国道6号線
駐車場: 助川城趾公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
幕末に外国船の来航に備えて築かれた海岸警備のためのお城。

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