上野 荘田城


お城のデータ
所在地 群馬県沼田市井土上町
遺 構 曲輪、空堀
形 式 居館 築城者: 利根氏 築城年代: 天慶3年


見 ど こ ろ
 荘田城は、井土上町地区の熊野神社とその背後が現在城址公園となっている辺り一帯に築かれたいた。

 城の遺構は、明確ではないが熊野神社本殿背後から公園にかけての地形は城の雰囲気がある。また、公園内には発掘調査の結果平安時代に掘られた堀跡が復元されていた。


歴     史
 三峰山の南麓にいた豪族利根平八は、天慶3年田原藤太に従って、平将門討伐戦に加わり、戦後平氏の一人を伴い帰郷し、ここに館を建てて住まわせた。7代の孫経家は平清盛から利根北勢多の荘官を命じられた。後の源頼朝の信任を得、三浦氏の女を妻にし、娘利根姫は頼朝の子大友能直を生む。能直は建久7年九州守護職で下向して大友氏の祖となる。

 三浦氏は宝治元年北条時頼に滅ぼされたが、一族の一人が逃れて荘田に来て沼田景泰と称し、縁類の大友氏の領を統治、城郭を整備して8代景朝が小沢城に移るまで、158年間の居城であった。(現地案内板より)


お城へのアクセス
鉄 道: JR上越線沼田駅〜バス/荘田城址公園
 車 : 関越道沼田IC〜国道120号線〜国道17号線
駐車場: 荘田城址公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
平安時代に掘られた堀跡が残る沼田氏初期の居館。

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