武蔵 小代氏館


お城のデータ
所在地 埼玉県東松山市正代字中形
遺 構 なし
形 式 居館 築城者: 小代遠弘 築城年代: 平安時代末期


見 ど こ ろ
( 源義平を祀った御霊神社 )
 小代氏館は、現在の青蓮寺境内が居館の南西隅に当たり、南限が御霊神社の境内南側の台地崖のラインとされる。一部発掘調査が行われた結果、東西200m×南北225mの大規模な居館であったようだ。この発掘調査により、幅4m×深さ約3mの薬師堀が出土している。

 現状は、発掘調査後の堀跡も当然埋め戻され今は見ることができない。それでも館跡の南側を通る道路脇から台地崖上の青蓮寺から御霊神社辺りを見上げると、この館が「岡ノ屋敷」と呼ばれたのも頷ける。

歴     史
 小代氏館は、平安時代末期に小代遠弘によって築かれた。遠弘は、武蔵七党児玉党の入西相行の次男で入西郡小代郷を領して小代氏を称した。遠弘の行平が平家追討・奥州征伐・比企の乱等で戦功により越後・安芸で地当職を得ている。

 孫の重俊の代には三浦氏の乱の戦功で肥後野原荘の地頭となり、文永7年に幕府より小代重康に野原荘への下向を命じられ、文永12年に野原荘へと下向した。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武東上線高坂駅〜バス/小代西口
 車 : 関越道東松山IC〜国道254号線〜国道407号線
駐車場: 青蓮寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
「岡ノ屋敷」と呼ばれた在地豪族小代氏の居館。

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