阿波 勝瑞城

お城のデータ
所在地：	徳島県板野郡藍住町勝瑞字東勝地
遺　構：	曲輪、土塁、堀
形　式：	平城	築城者：	細川頼春	築城年代：	延元２年

見　ど　こ　ろ

かつては、阿波から海を越えて、畿内京の都までその勢力を誇った三好氏の居城だ。 今では、往時の姿を思い浮かべることすらままならない。三好氏の菩提寺の見性寺が本丸跡にあり、その周囲を水堀がめぐっている。 　平成９年に発掘調査され、堀幅14ｍの堀と基底部12ｍ×高さ2.5ｍの土塁が囲繞していたことが確認されている。この土塁の一部が現在も残っている。

歴　　　　　史

勝瑞城は延元２年に細川頼春によって築かれた。それ以降、勝瑞城は阿波守護所として阿波の中心であった。応仁の乱で衰退した守護細川氏に替わり三好氏が台頭する。天文２１年には三好義賢が細川持隆を攻めて城を奪った。　 　三好氏も３代経て、天正１０年に三好氏の名跡を継いだ十河存保は、土佐の長宗我部元親に攻められ、中富川の合戦に敗れて讃岐へと逃れ、三好氏の阿波の支配は終わった。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ高徳線勝瑞駅〜徒歩約１０分
車　：	徳島道松茂ＳＩＣ〜県道４０号線〜国道１１号線〜県道１４号線
駐車場：	勝瑞城館の無料駐車場を利用。

ひとくち ＭＥＭＯ

阿波守護所として阿波の中心であったお城。

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