周防 平子氏館


お城のデータ
所在地 山口市仁保下郷字土井河内
遺 構 なし。
形 式 居館 築城者: 平子重経 築城年代: 建久8年


見 ど こ ろ
 平子氏館は、仁保盆地を流れる浅地川の右岸に位置する仁保下郷の源久寺(平子氏の菩提寺)から北側にある水田・畑地となっている一帯が居館跡だ。現在は表面観察は出来ないが、圃場整備に伴う発掘調査で堀の遺構や園池跡などが出土している。また、道路沿いに立派な石碑が立てられていた。


歴     史
 平子氏館は、建久8年に平子重経によって築かれた。重経は、鎌倉幕府の有力御家人三浦氏の一族で、仁保荘の地頭職に補任され入部した。平子氏は、室町時代には仁保氏と称して大内氏の重臣となっている。

 戦国時代には毛利氏に従い、永禄9年に吉川元春の次男元氏が仁保隆在の婿養子となり仁保氏の家督を継いだ。元氏は、天正15年に毛利輝元の意向で仁保氏の名跡を神田元忠に譲り繁沢元氏を称している。


お城へのアクセス
鉄 道: 中国道山口IC〜国道262号線〜県道26号線
 車 : JR山口線山口駅〜バス/門前
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
大内氏の重臣として勢力を誇った平子(仁保)氏の居館。

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