上野 高津戸城


お城のデータ
所在地 群馬県みどり市大間々町高津戸
遺 構 曲輪、堀切、土塁
形 式 山城 築城者: 山田氏 築城年代: 承徳・康和年間


見 ど こ ろ
 高津戸城は、渡良瀬川が創り出した高津戸渓谷東側の崖上に築かれた城が。現在は、要害神社の境内となっている。

 高津戸城は、山頂部を二段に削平して本丸(要害神社)を置き、南の尾根筋に4段に分かれる二の丸、そして現在駐車場となっている三の丸がある縄張りだ。

 更に、高津戸城本丸北西部へも三段の曲輪を配置し、堀切の遺構が見られる。本丸東側下にある腰曲輪は、外縁に土塁を築かれ、曲輪中央部には井戸がある水の手曲輪となっていた。


歴     史
 高津戸城は、承徳・康和年間に山田氏によって築かれた。その後、正平6年に十代山田則之は桐生国綱によって滅ぼされた。 

 天正5年、里見勝政(随見)・勝安兄弟は上杉謙信の応援を得て、高津戸城を修築して拠った。天正6年、里見兄弟は用命砦を夜襲したが、城主石原石見を取り逃がしてしまう。石原石見は由良国繁に属してしたため、国繁は高津戸城を攻め、城は落城し里見勝政は自刃した。


お城へのアクセス
鉄 道: わたらせ渓谷鉄道大間々駅〜徒歩約15分(登城口)
 車 : 関越道前橋IC〜国道17号線〜県道3号線〜国道122号線〜県道338号線
駐車場: 要害神社の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
高津戸渓谷東岸の崖上に築かれたお城。

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