丹波 太田城


お城のデータ
所在地 京都府亀岡市稗田野町太田
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 丘城 築城者: 松田氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 太田城は、行者山から南東へと派生した支尾根の先端部を利用して築かれている。現在は八幡神社の境内となっていて麓から参道の石段を登るが、この参道が結構きつい。

 太田城の縄張りは、神社社殿があるところが主郭で、北側には二条の堀切をもって背後の丘陵部から遮断している。主郭から南東部と南西部に伸びる二つの尾根筋にそれぞれ段曲輪が配されている。特に南東部に延びる段曲輪には土塁や堀切の遺構が残っていた。


歴     史
 太田城は、築城年代は定かでないが松井氏によって築かれた。嘉吉年間には射術に長けた松井長治が居城していたと伝わっている。

 松井氏は、天正年間初期に丹波へ入った明智光秀に従っていた。天正10年に明智光秀が山崎の合戦に敗れて敗死すると松井氏は丹波に戻り帰農した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線並河駅〜バス/太田
 車 : 京都縦貫道亀岡IC〜国道372号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
明智光秀に臣従していた松井氏の居城。

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