和泉 淡輪城


お城のデータ
所在地 大阪府泉南郡岬町淡輪字城の藪
遺 構 土塁
形 式 平城 築城者: 淡輪氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 淡輪城は、大阪府下で方形居館の縄張りを推定できる極めて貴重な遺構がある城だ。城の位置は、淡輪地区の西林寺の南側の道路を挟んだところで、現在は曲輪内には木造アパートが建っている。

 このアパートの西側から南側にかけてコの字に土塁が見事に残っている。西側の道路に面した土塁先端部に淡輪城の案内板が建てられ、東側土塁上には淡輪城の石碑があった。


歴     史
 淡輪城は、鎌倉時代に淡輪氏によって築かれた。淡輪氏は、元久年間に淡輪に土着した名族で、南北朝時代の建武3年には淡輪重氏が足利方として従軍し、観応元年に南朝方へと転じた。

 淡輪氏は、その後は有力な和泉国人の一人として勢力を誇り、織田信長・豊臣秀吉に仕えた淡輪徹斎は、豊臣秀次の失脚に連座して没落。徹斎の長子新兵衛重利は紀州浅野氏の家臣となり、次子は大阪方として元和元年に樫井合戦にて戦死した。


お城へのアクセス
鉄 道: 南海電鉄南海本線淡輪駅〜徒歩約10分
 車 : 阪和道泉南IC〜府道63号線/双子池北〜国道26号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
大阪府下で方形城館の貴重な遺構が残るお城。

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