近江 太尾山城


お城のデータ
所在地 滋賀県米原市米原字太尾山
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 米原氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 太尾山城は、JR米原駅東側正面に南北に連なる太尾山に築かれた『一城別郭』の城だ。太尾山中央部の最高所に主郭を置き、痩せ尾根に沿って連郭式に曲輪がある『北城』、尾根にそって南側のピーク主郭を置き、曲輪群の両端にそれぞれ堀切を設けた『南城』がある。一度に二つの城を見ることが出来、ちょっと得した気分にしてくれる。

 城の遺構も良く残っていて、鉄塔が建てられている北城の主郭には、北側の縁に土塁があり、更に北の一段下に低いが土塁囲みの曲輪がある。また、南城の主郭にも土塁が残っていた。 


歴     史
 太尾山城は、築城年代は定かでないが、土豪米原氏によって築かれたとされ、文明3年に美濃守護代斎藤妙椿と米原山で合戦があった頃に築かれたと考えられている。

 戦国時代、太尾山城は近江守護六角氏方の城となっており、天文21年に京極高広が攻略を今井氏に命じたが失敗した。

 永禄4年に浅井長政によって攻略され、中嶋宗左衛門が城番となった。元亀2年に織田信長によって佐和山城が攻められると、中嶋氏は太尾山城から退き、以後廃城となった。(現地案内板より)


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線・新幹線米原駅〜徒歩約5分(登城口)
 車 : 名神彦根IC、北陸道米原IC〜国道8号線
駐車場: 青岸寺の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
米原駅を見下ろす一城別郭のお城。

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