土佐 花熊城


お城のデータ
所在地 高知県高知市介良乙字藤岡
遺 構 曲輪、石垣
形 式 丘城 築城者: 横山氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 花熊城は、横山城・介良城とも称され、鉢伏山から西に向かって伸びる尾根の一支尾根先端部を利用して築かれている。北側を下田川の支流が流れ、全山雑木と竹藪となっていて、城の西側の民家敷地背後から神社への参道があるが、入口が結構分かりづらい。

 花熊城は、後世の改変が著しいが横山神社と城八幡が祀られている西側付近が主郭で、東側に一段下(あまり段差は感じないが)に二の曲輪が配された縄張りであった。平時の居館的要素が強い城で、背後南東部の丘陵にある介良城を詰の城としていたと考えられる。 


歴     史
 花熊城は、築城年代は定かではないが横山氏によって築かれた。建仁3年に横山朝泰が土佐介良庄に来て以来、横山氏が介良庄を拠点に勢力を拡大・保持していた。

 戦国時代には、天文16年に長宗我部国親によって攻められ、長宗我部氏に降った。本領を安堵された横山時継は、天正年間に長宗我部元親に従って軍功を重ねている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR土讃線高知駅〜土佐電鉄桟橋線/はりまや橋〜バス/北島
 車 : 高知道南国IC〜国道32号線〜県道243号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
鎌倉時代から戦国時代まで介良庄を支配した横山氏の居城。

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