大隅 鶴羽城


お城のデータ
所在地 鹿児島県鹿屋市花岡町鶴羽
遺 構 曲輪、石垣
形 式 平山城 築城者: 楡井頼仲 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 鶴羽城は、花岡小学校の敷地と背後の鶴羽城山公園とが城域だ。外城制度の下で明治まで中世城郭が存続した一例でもある。

 小学校の正門前には御仮屋時代の石垣が今も残っている。小学校の背後にある城山公園には城の遺構を見出すことはできないが、安永2年に高須川上流に用水路を引き新田開発に尽くした島津岩子夫人の碑が建てられてあった。


歴     史
 鶴羽城の前身は木谷城城で、正平年間に高隈城を築城した楡井頼仲によって同時期に築かれたと云われている。尚、木谷城のその後については定かではない。

 享保9年、鹿児島藩主島津継豊は叔父島津久儔を花岡の領主として封じた。久儔は、木谷城の麓に居館(御仮屋)を設け鶴羽城と称した。花岡麓は、花岡島津氏7代に渡って続き明治に至った。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR指宿枕崎線南鹿児島駅〜南海便船(垂水港)〜バス/花岡小学校
 車 : 東九州道国分IC〜国道220号線/鹿屋体育大前〜市道
駐車場: 鶴羽城山公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
島津一門の小さな城下町の風情が今も残っているお城。

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