信濃 上之平城


お城のデータ
所在地 長野県上伊那郡箕輪町東箕輪字日向前
遺 構 曲輪、堀切、横堀
形 式 平山城 築城者: 源 為公 築城年代: 平安時代末期


見 ど こ ろ
( 三 の 堀 )
 上之平城は、一の沢川と知久沢川挟まれた半島状の山麓台地突端に築かれている。南側先端部南側から農道を登ると上之平城の案内板があり、ここから北側が城域だ。

 上之平城は、三方を崖に囲まれた緩斜面の丘陵に南北五条の空堀で仕切った4つの曲輪が配置された縄張りとなっている。案内板がある曲輪が主郭で西側に二の曲輪があり、その西側に一の堀切が完存している。また、三の堀も結構深い堀となっていて、主郭東側に三の曲輪・四の曲輪と連なっているが、縦断するように横堀と繋がっていた。


歴     史
 上之平城は、平安時代末期に源満快の曾孫為公により築城された。以後、源為公の子孫がここを本拠にしたと伝えられている。

 鎌倉時代中期には、諏訪氏と同族知久氏の居城となり、知久信貞が知久郷に知久平城を築いて移るまで知久氏代々の居城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線伊那松島駅〜バス/生活改善センター前
 車 : 中央道伊北IC〜県道19号線
駐車場: なし(案内板脇に駐車可)


ひとくち MEMO
畑を区分けするように空堀が残っているお城。

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