伊勢 采女城


お城のデータ
所在地 三重県四日市市釆女町字北山
遺 構 曲輪、土塁、空堀、井戸
形 式 山城 築城者: 後藤基清 築城年代: 文治3年


見 ど こ ろ
 采女城は、足見川と内部川が合流点の北側にある丘陵上に築かれた城で、南と西が川に面した要害の地だ。 

 内部川北側の道路沿いに石碑と案内板があり、この背後から登城道を登る。登城道は、主郭と二の丸を隔てる堀切底へと通じていて、主郭へはロープを伝わりながら登るこになる。

 采女城は、丘陵山頂に主郭を中心に南に向けて「Y」の字型の尾根筋に曲輪を配した縄張りだ。

 主郭は、周囲を土塁に囲まれ、南側に虎口が設けられていて、深い空堀によって西の曲輪群と隔てられている。主郭と二の丸は、一応公園のように下草が刈られ整備されているが、その他の曲輪群は雑木林となっていた。 


歴     史
 采女城は、文治3年に後藤基清が築城した。采女城の歴史の詳細は定かではないが、後藤基清以後、後藤氏が15代に渡って居城していた。永禄年間に織田信長の北勢侵攻により後藤氏は滅亡した。 


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄内部線内部駅〜徒歩約15分
 車 : 東名阪道亀山IC〜国道1号線〜県道407号線
駐車場: なし(登城口の石碑前に1台程度の駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
主郭はグルッと土塁が取り囲んでいるお城。

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