肥前 魚見岳台場


お城のデータ
所在地 長崎顕長崎市戸町3丁目
遺 構 曲輪、石垣
形 式 台場 築城者: 黒田斉清 築城年代: 文化7年


見 ど こ ろ
 魚見岳台場は、長崎港の入口(現在はながさき女神大橋が架かる)に対岸にある神崎台場と対をなす位置にある、大久保山中腹に築かれている。

 南部下水処理場の脇から登城道が通じていて、約10分程登ると櫓台を彷彿させる三の増台場に着く。ここには標柱と案内板が立てられ、長崎港を一望することができる。更に登ると二の増台場。石段と高石垣が見事。台場と云うより近世城郭そのものだ。ついつい塁上に砲台よりも白壁の多聞櫓と城壁を思い浮かべてしまった。


歴     史
 魚見岳台場は、文化7年に黒田斉清によって築かれた。長崎港を防衛する台場は、幕府の命により16ヵ所に築かれた。

 文化5年のフェートン号事件によって警備不備を痛感した幕府が、福岡藩に命じて築かせた増台場の一つ。

 


お城へのアクセス
鉄 道: JR長崎本線長崎駅〜バス/魚見山
 車 : 長崎道長崎IC〜国道499号線
駐車場: ながさき女神大橋下の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
長崎港の入口を守った石垣づくりの台場。

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