信濃 兎 城


お城のデータ
所在地 長野県飯田市龍江字今田
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 平山城 築城者: 桃井氏 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
 兎城は、イタチガ一般廃棄処理場西側に天竜川左岸に沿って南北に伸びる半島状の台地先端部を利用して築かれている。城跡は、現在兎城公園として整備されていて、遺構は確認しやすいお城だ。 

 公園と畑地との間には空堀が残り、公園入口の左右に土塁が残る。城跡碑や案内板がある曲輪が二の曲輪、自然地形を更に深く掘って箱堀となっている空堀と高さ4m程あろう掻き上げ土塁に守られた所が一の曲輪だ。更に先端部に堀切(殆ど埋められ両脇の斜面に竪堀状になっている)を伴った小曲輪がある。


歴     史
 兎城は戦国時代に桃井氏によって築かれた。桃井氏は知久氏に従い、神之峰城の支城と成っていた。

 天文23年に知久頼元が武田信玄に叛旗を翻して神之峰城に立て籠もった際、兎城も武田氏に攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線時又駅〜徒歩約15分
 車 : 中央道飯田IC〜国道151号線/駄科〜県道233号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
箱堀と高く分厚い掻き上げ土塁が見事なお城。

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