常陸 牛久陣屋


お城のデータ
所在地 茨城県牛久市城中町
遺 構 曲輪、土塁、堀、移築門
形 式 陣屋 築城者: 山口弘隆 築城年代: 寛永12年


見 ど こ ろ
( 民家に残る移築門 )
 牛久陣屋は、中世城郭牛久城の一角小川芋銭記念館(雲魚亭)の側に「河童の碑」から北側の公園と畑一帯に築かれていた。

 河童の碑が陣屋の土塁の上に立てられている。公園北側の林の中には陣屋の土塁と堀の一部が残っているようだ。(残念ながら準備不足で今回は見逃してしまった。またの機会に・・・)また、牛久市内の民家に陣屋の門が移築されて現存する。


歴     史
( 陣屋跡の公園 )
 牛久陣屋は、寛文9年に山口弘隆によって築かれた。牛久藩祖山口重政は、慶長5年の関ヶ原の戦功により上総・武蔵で10,000石を与えられ大名に列した。慶長18年に大久保忠隣の養女と嫡男重信の縁組みが私婚禁止違反とされて改易となった。その後重政は寛永5年に常陸牛久15,000石を与えられ大名に返り咲いた。

 寛永12年に家督を継いだ2代弘隆は、弟重恒に5,000石を分知して10,000石を領し、所領を常陸・下総に集められ牛久城跡の一角に陣屋を構えた。山口氏は江戸時代を通じて牛久から動くことなく12代弘達の時に明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR常磐線牛久駅〜バス/かっぱの碑入口
 車 : 圏央道つくば牛久IC〜国道406号線〜国道6号線
駐車場: かっぱの碑見学者用の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
織田信雄に仕えてた山口重政を藩祖とする牛久藩の陣屋。

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