信濃 内池館


お城のデータ
所在地 長野県下水内郡栄村堺字内池
遺 構 なし
形 式 居館 築城者: 市河氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 内池館は、志久見地区西側の高台に築かれていた。居館跡は、現在は圃場整備により消滅していて、わずかに八幡社跡に案内板と石碑が建てられているだけだが、志久見川を隔てて東側は越後国で、まさに国境に接するような場所だ。

 ここに居館を築いた市河氏は、「常に越後での争いごとに巻き込まれたであろう」と館跡に立つと肌で感じることができた。


歴     史
 内池館は、築城年代は定かでないが市河氏によって築かれた。市河氏は、鎌倉時代中期以降志久見郷の地頭職となり、南北朝時代には北朝方に与し、暦応4年の赤沢合戦では隣接する越後妻有荘の新田一族を打ち破っている。

 戦国時代には武田氏に従っていたが、天正10年の武田氏滅亡後は上杉氏に臣従した。慶長3年に上杉景勝の会津移封に従い、市河氏はこの地を離れた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯山線森宮野原駅〜バス/逆巻
 車 : 上信越道豊田飯山IC〜国道117号線〜県道507号線
駐車場: なし(城石碑前に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
志久見川を挟んで越後国の勢力と対峙した居館。

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