近江 山岡城


お城のデータ
所在地 滋賀県甲賀市甲賀町毛牧字谷出
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 丘城 築城者: 山岡氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 山岡城は、毛牧川に沿った街道脇にある安永年間に設けられられた三基の常夜灯があるが、この常夜灯西側の丘に築かれている。 

 山岡城は、丘の頂上部に土塁で囲まれた主郭を置き、現在民家敷地となっている二の曲輪、一段下がって畑地となっている三の曲輪と小さいながらも曲輪が階段式に配置された縄張りとなっている。

 所有者の民家のご主人のお話によれば、本来の大手道は北側の斜面を登ったとか。なるほど、主郭西側の土塁の間に虎口の遺構があった。


歴     史
 山岡城は、室町時代に山岡氏によって築かれた。戦国時代、織田信長に仕えた山岡景隆は、瀬田城を預かり本能寺の変の際には瀬田橋を落とし明智光秀の安土城攻めを防いだ。

 また、景隆の弟景友(道阿弥)も家康の近侍として仕えた。この景隆・景友兄弟の本貫の地がこの山岡城で、毛牧の大福寺に墓所がある。


お城へのアクセス
鉄 道: JR草津線油日駅〜徒歩約15分
 車 : 新名神高速甲南IC〜県道49号線〜県道4号線/大原市場〜市道
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
主郭の周囲には綺麗に整備された土塁が残っているお城。

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