山城 中尾城


お城のデータ
所在地 京都府京都市左京区浄土寺大山町
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 足利義晴 築城年代: 天文18年


見 ど こ ろ
 中尾城は、銀閣寺の背後にある大文字山西北の支尾根に築かれた城で、勝軍山城と呼応して志賀越えを押さえる為に築かれた。

 城は、如意ヶ岳城のある大文字山山頂から続く尾根筋を二重の堀切によって断ち、北に向かって支尾根山頂部を中心に4段の曲輪を配置した縄張りで、規模の小さな城だ。遺構は、3ヶ所の堀切の他に主郭部には土塁が残っていた。


歴     史
 中尾城は、天文18年に足利義晴によって築かれ、翌年に室町幕府は補強工事を行っている。しかし、同年に三好長慶が中尾城を攻めたおり、幕府方は城に自ら火をかけ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線京都駅、京阪電車出町柳駅〜バス/銀閣寺前
 車 : 名神高速京都南IC〜国道1号線〜府道38号線〜府道101号線(今出川通)
駐車場: 銀閣寺前の有料駐車場を利用


ひとくち MEMO
銀閣寺背後の尾根に築かれた足利将軍家築城のお城。
  • 中尾城への道しるべ
    慈照寺(銀閣寺)山門前を左、大文字山への登山道方面へ。京都朝鮮学園と大文字山への分かれ道にある駐車場内に中尾城の案内板(地図・縄張図はない)がある。大文字山方面へ50m(駐車場東側先端まで)ほど行くと、左手にの林の中に尾根先端部が見える。

     登山道を離れ左手の林の中を進み、尾根へと登ると、山頂部へ山道が通じている。第一のピークを越え、更に尾根筋を東へ登ると急な勾配(所々にロープが張られている)を登り切ったところが中尾城だ。

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