大和 今井環濠


お城のデータ
所在地 奈良県橿原市今井町
遺 構 堀、土塁、復原門
形 式 環濠集落 築城者: 今井豊寿 築城年代: 天文年間


見 ど こ ろ
( 復原された南門と土塁 )
 江戸時代に「大和の金は七分今井に」とうたわれるほど栄えた今井町。現在も500軒もの町屋が連なり、江戸時代の面影を残して「重要伝統的建物群保存地区」に指定されている。

 今井環濠は、かつては東西600m×南北310mの長方形をした町を堀と土塁が囲繞し、9ヶ所に門が設けられていたとか。現在は称念寺南側に南門と土塁・堀が復原され、また春日神社から今西邸西側に堀と西門跡・矢掛けの構造が良く残されていた。


歴     史
( 春日神社西側の堀 )
 今井環濠は、天文年間に今井兵部豊寿が一向宗道場を中心に寺内町が建設したことに始まる。今井の御坊(称念寺)を中心とした城塞都市化して本願寺に呼応して織田信長に抵抗するが、天正3年に明智光秀を通じて信長に降伏した。

 今井町は、信長により赦免され自治特権が許され、江戸時代は幕府直轄領となり南大和最大の在郷町となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄橿原線八木西口駅〜徒歩約5分
 車 : 南阪奈道路葛城IC〜国道24号線
駐車場: まちなみ広場駐車場(有料)を利用


ひとくち MEMO
「大和の金は七分今井に」とうたわれるほど栄えた環濠寺内町。

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