大和 金剛寺城


お城のデータ
所在地 奈良県磯城郡田原本町金剛寺
遺 構 環濠
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 集落東側に残る環濠跡 )
 金剛寺城は、曽我川右岸に位置する環濠集落が城郭化した平城で、奈良県遺跡地図では「金剛寺氏館」と表記されている。

 金剛寺城の母体である環濠集落は、「居館並列型」に分類される集落で二度の発掘調査の結果、公民館付近で十字に交差する大溝が出土し、少なくとも二つ以上の曲輪があったと推定される。また集落北端部では矢掛の折れある堀があったとか。

 現在は集落に東側に用水路化した環濠が残っていてるだけだ。尚、集落の中心にある公民館前に金剛寺地区についての説明板が立てられていた。


歴     史
 金剛寺城は、築城年代や築城者については定かでないが、在郷領主として金剛寺氏が在城していた。金剛寺氏は、箸尾氏に従っていた興福寺一条院方の国民(春日社神人)であった。永禄5年に箸尾氏が伴堂城と共に金剛寺城を破却している。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄橿原線田原本駅〜徒歩約30分
 車 : 西名阪道法隆寺IC〜県道5号線〜県道14号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
環濠集落が中世には城郭化したお城。

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