大和 柳本陣屋



お城のデータ
所在地 奈良県天理市柳本町
遺 構 移築御殿、石垣、堀
形 式 陣屋 築城者: 織田尚長 築城年代: 寛永年間


見 ど こ ろ
( 御 殿 玄 関 )
 柳本陣屋は、現在柳本小学校の敷地となっていて、陣屋の面影は殆ど残っていない。それでも大手西門跡の左手に石垣が残り、内堀代わりに古墳の周濠を陣屋の堀として取り込んだ時に築かれた石垣が残っている。

 唯一の建物遺構として、橿原市にある橿原神宮内の橿原会館に御殿書院・玄関(非公開)が移築現存している。

 陣屋の北側に黒塚古墳がある。この古墳から三角縁神獣鏡が、全国でも過去最多の33枚が出土したことで一躍有名になった。古墳の三方を囲む堀と古墳自体が陣屋防衛とになっていた。尚、中世にはこの古墳の上に柳本城が築かれていた。


歴     史
( 黒 塚 古 墳 )
 元和元年、織田有楽斎長益は所領3万石の内1万石を五男尚長に与えて分家させた。

 織田尚長は、始め大泉村に居を構えていたが、寛永年間に柳本に陣屋を構えた。柳本織田家は、尚長以後代々この地を領し13代信及の時に明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR桜井線柳本駅〜徒歩約5分
 車 : 西名阪天理IC〜国道169号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
三角縁神獣鏡が発見された黒塚古墳を利用した陣屋。
  • 柳本陣屋書院・玄関移築先
    橿原神宮文華殿 奈良県橿原市久米町

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