遠江 社山城


お城のデータ
所在地 静岡県磐田市社山
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 社山城は、社山公園となっているが、「公園」という一般的なイメージからは随分かけ離れている。 むしろ、「雑木林の中にある山城の遺構」と云った方がピッタリだ。
 
 社山城は、城山の最高所にある一の曲輪を中心に、北の尾根に二の曲輪があり、城山全山に数段の曲輪が配置されている。 一の曲輪は、神社の境内となりにある神社の社殿裏に、櫓台と思しき土塁、一段下がった腰曲輪にも土塁が良く残っている。山城の遺構を求めるならば、堀切や土塁などが良く残っている二の曲輪の方がお勧めだ。


歴     史
 社山城の築城年代は諸説があり、平安時代の寛和2年に参議藤原友実の長子鷺坂十郎則実が築城し、以後11代に渡って居城して長能の時に匂坂城主となった。もう一つは、戦国時代の文亀年間に二俣昌長が築城した説とがある。

 もっとも、武田信玄の遠江侵攻路にあたるこの地は重要視された。 詳細は定かではないが、武田・徳川による遠江の覇権をめぐる戦いの舞台となった。その後、天正年間に家康が駿・遠両国を征すると、この頃に廃城となったのではないか?


お城へのアクセス
鉄 道: 天竜浜名湖鉄道豊岡駅〜バス/慈眼寺
 車 : 東名高速袋井IC〜県道61号線〜県道44号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
「公園」となっているが実態は雑木林の中にあるお城。

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