筑後 吉見嶽城


お城のデータ
所在地 福岡県久留米市御井町吉見岳
遺 構 曲輪、土塁、堀切、竪堀
形 式 山城 築城者: 八尋式部 築城年代: 天文2年


見 ど こ ろ
 吉見嶽城は、耳納山系の西端部の尾根に築かれた城だ。城から筑後平野が一望できることからこの城が交通の要衝にあり、近隣に諸城がありながら、秀吉がこの城に陣を張ったのが肯ける。

 吉見嶽城は、現在琴平神社の社殿があるところが本曲輪で、社殿の北・東側に土塁が残っている。更に、本曲輪には二つの出曲輪があり、西の出曲輪には竪堀が認められる。本曲輪から西に一段下がって二の曲輪・三の曲輪が配されていた。


歴     史
 吉見嶽城は、天文2年に八尋式部によって築かれた。吉見嶽城は、戦国時代の龍造寺氏と大友氏による筑後平野での攻防時、大友方の防衛線の一角を担って担っており、大友宗隣が陣をはったこともある。天正15年、豊臣秀吉による九州征伐の際に秀吉はこの吉見嶽城に陣を張っている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR鹿児島本線久留米駅〜バス/御井町、タクシー
 車 : 九州道久留米IC〜県道750号線〜耳納スカイライン
駐車場: 高良大社の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
九州征伐のおり秀吉が陣を張ったお城。
  • 吉見嶽城の登城口
    高良大社の駐車場にある売店脇に登城口があり、ここから遊歩道を約10分程、尾根筋を下ると琴平神社社殿へと至る。御井町バス停から登る林道があるが、未舗装で車幅も狭く「軽四四駆」か「軽トラ」でないと無理かも。

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