岩代 青山城


お城のデータ
所在地 福島県喜多方市上三宮町上三宮
遺 構 曲輪、土塁、横堀、虎口
形 式 平山城 築城者: 佐原盛時 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 北の曲輪東側の土塁と空堀 )
 青木城は、加納荘を支配した葦名五党の一つ加納佐原氏の本城だ。城は、西城と東城とに別れ、西城は日枝神社境内となっている一帯に築かれていて、南に位置する五郎宮神社辺りが西城の外郭であった云われている。東城の位置は定かではないが、佐原氏の平時の居館であったと考えられ、資料によれば願成寺辺りと推定していた。

 西城の縄張りは、日吉神社の社殿があるところが物見台となっていて、ここを挟んで北の曲輪と南の曲輪がある。現在は、北の曲輪を取り囲むように空堀と土塁が残り、また南の曲輪も土塁が囲繞していた。 


歴     史
( 北の曲輪西の虎口と土塁 )
 青木城は、築城年代は定かでないが佐原盛時によって築かれた。盛時は、相模三浦氏の一族佐原盛連の五男で、宝治元年の三浦泰村の乱では北条方に与したため、乱後に三浦惣領家を継承し三浦介を称し、この頃に耶麻郡加納荘を与えられた。

 その後、加納荘を拠点にした盛時の系統は、佐原氏あるいは加納氏を称し、康安元年の実相寺文書に佐原高明の名が伝わる。応永9年、青山城主佐原実詮は一族の新宮城主新宮盛俊によって攻め滅ぼされた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR磐越西線喜多方駅〜バス/譲屋別
 車 : 会津縦貫道塩川IC〜国道121号線〜県道335号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
葦名五党の一つ加納佐原氏代々の居城となっていたお城。

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