肥後 御領城


お城のデータ
所在地 熊本県天草市五和町御領字馬場
遺 構 曲輪
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 石本家屋敷の石垣 )
 御領城は、島原湾に中州川が流れ込む河口の北側に面した御領地区の中央部にある芳證寺境内となっている一帯に築かれていた。城の遺構は何も残っていないが、境内付近が城内とも呼ばれ、山門前辺りに馬場の地名が残っている。今は境内には御領城の説明板があるのみ。

 勿論、境内の周囲に築かれた石垣は後世のものだが、城の遺構だと云われると素直に納得してしまいそうな雰囲気がある。城跡ではないが、同地区内にある江戸時代の豪商松坂屋(石本家屋敷)の石垣は、見応えのある遺構で往時の繁栄ぶりを知ることができた。


歴     史
 御領城は、築城年代や築城者については定かでないが、戦国時代には天草下島北部は天草五人衆の一家志岐城主志岐氏の支配下にあったことから、御領城は志岐氏の支城として機能していたと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 熊本桜町BT〜本渡BT〜バス/御領中央
 車 : 九州道松橋IC〜国道266号線〜国道324号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
戦国時代に志岐氏の支城であったと推定されるお城。

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