信濃 青柳城


お城のデータ
所在地 長野県東筑摩郡筑北村坂北青柳
遺 構 曲輪、石垣、土塁、堀切、竪堀、模擬門
形 式 山城 築城者: 青柳氏 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
 青柳城は、四阿山の北西尾根筋が小盆地に突き出した城山に築かれた城だ。中央道筑北SAから南東側の山が一目で城山と分かるだろう。

 青柳城は、城址公園として良く整備されていて、城跡まで車で上ることが出来る。公園入口の模擬城門から二重の大堀切を経て八の曲輪へ。ここから主郭一の曲輪まで大小8つの曲輪がそれぞれ堀切によって区切られて配置されている。

 一の曲輪には、小笠原氏時代の布目積み石垣が残り、青柳氏・武田氏・小笠原氏と改修され、その特色が残っているのも興味深い。


歴     史
 青柳城は、戦国時代に青柳氏によって築かれた。青柳氏は、伊勢神宮の麻績御厨預職で信濃守護小笠原氏に臣従していた。

 天文22年、林城主小笠原長時が武田信玄に破れて以降、武田氏に従い、北信から南下する上杉氏と武田氏、両勢力の際目にあるため、しばしば攻防戦が行われた。

 天正10年、武田氏滅亡後は上杉氏の勢力下となったが、天正11年には小笠原貞慶と上杉景勝とが争い、小笠原氏の勢力下に入った。天正15年、城主青柳頼長は小笠原貞慶によって滅亡させられ、その後は小笠原氏の家臣が城番した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR篠ノ井線坂北駅〜徒歩約10分(登城口)
 車 : 長野道麻績IC〜国道403号線/六工〜村道
駐車場: 青柳城址公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
二重の大堀切は必見。

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