豊前 旭陣屋


お城のデータ
所在地 福岡県豊前市千束
遺 構 曲輪、石垣、移築門
形 式 陣屋 築城者: 小笠原貞正 築城年代: 明治3年


見 ど こ ろ
 旭陣屋は、明治維新の動乱期に居所を移した1万石の大名が築城した居館(陣屋)規模の城だ。千束神社と千束小学校の敷地が城域で、神社の周囲に高さ2mほどの石垣が残っている。

 この旭陣屋に残る石垣は、この地に数多くあった古墳に用いられていた石を転用して築かれたとか。また、豊前市内の賢明寺に城門が移築され現存している。


歴     史
 慶応2年、第二次長州征伐の時、長州勢に攻められた豊前小倉城主小笠原長忱は自ら城を焼き田川郡香春へ逃れた。分家小笠原貞正(小倉新田1万石)も本家に従った。

 明治3年10月、小笠原貞正は旭陣屋を完成させたが、翌明治4年に明治新政府による廃藩置県が行われ、完成して1年を経ずして廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線宇島駅〜バス/上千束
 車 : 宇佐別府道路宇佐IC〜国道10号線/千束〜県道2導線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
完成して1年も経たないうちに廃城となった陣屋。
  • 城門の移築先
    賢明寺 福岡県豊前市八屋

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