播磨 浅瀬山城


お城のデータ
所在地 兵庫県佐用郡佐用町下秋里
遺 構 曲輪、石垣、馬落とし、狼煙場跡
形 式 山城 築城者: 孝橋季時 築城年代: 天文年間


見 ど こ ろ
 日本一の滑り台があり家族連れで賑わう笹ヶ丘公園、浅瀬山城は公園の一角にある。山頂の城跡まで一応遊歩道が整備され、展望台の周囲は下草も苅られていた。

 訪れたときが悪かった。山頂の本丸には周囲に石垣が在るはずだが、矢竹や下草が密生して遺構の確認できる状態ではなかった。しかし、見晴らしはいい。東に飯野山城、北に上月城が直ぐそこに見える。本丸から一段低くなって、東南の尾根沿いに4段の削平地があり、ここに「狼煙場」の標識と石垣の一部があった。


歴     史
 浅瀬山城は、天文年間に赤松一族の孝橋季時が築城し、その後、天正年間には間島左馬助が城代として在城した。

 天正5年、上月城を攻略した羽柴秀吉の軍勢が、毛利方の援軍を追って秋里谷に迫った時、浅瀬山城主上月恒織は、城を出て羽柴勢の側面を突いて、毛利勢の撤退を容易にした。しかしこの時に上月恒織は討ち死にして浅瀬山城は落城した。以後、城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 智頭急行鉄道久崎駅〜徒歩約15分
 車 : 中国道佐用IC〜国道373号線
駐車場: 笹ヶ丘公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
子供達は滑り台で遊んで! お父さんはお城へ。

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